Wednesday, March 23, 2011

東北関東大震災から2週間

 死者行方不明者2万人以上の地震と津波、原子力発電所の事故とそれに伴う社会不安の中ですが、ドイツ演奏旅行は予定通り実施します。実施については、各方面から賛同と励ましのことばをいただきました。

 ロイトリンゲンでの広島少年合唱隊の演奏会は、地震被災者のためのチャリティーコンサートになります。義援金は岩手県一ノ関市の児童養護施設「ふじの園(その)」に贈られます。

 昨夜、ふじの園園長ドイツ人シスター・チェァリーナ・マウエルと電話で話しました。ふじの園は、児童60人が生活しており、地震直後全員避難していましたが、今は園に戻っています。この寒さの中、ボイラーは故障したまま、建物の損傷は、はげしいと園長は訴えています。公立の施設に比べ、私立の施設は、支援が後回しになりがちです。この訴えは、ドイツの人々にも届いています。

 この2週間、メールや電話でやりとりするたびに、感動したり涙したりでした。人のあたたかさ、人と人のつながり、日本人としてのアイデンティティを感じさせられました。
 私は転勤が決まりました。25日には特別に、旅行に行く林のために離任式をしてくれます。転任校には、ドイツ演奏旅行から帰国後4月4日に遅れて着任することになります。これも林らしいですね。

 今朝、学校に着いたら、机に折り鶴のハートのレイが置いてありました。怒涛の二週間のあと、なにか救われたような瞬間でした。

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